夜カフェの時間

ここまで情報過多な社会になっているのなら、どんな文章でも読んでしまう人はいるんじゃないか、、、と思っているミレニアル男子。日々の生活の中で埋もれてしまうアイデアを書き留めていく、という試みたちです。

置いてけぼりな日々に

湯を沸かすほどの熱い愛、という映画を見た。

 

 

タイトル通り、とてつもない愛、がテーマの家族ファンタジーものであった。

ところどころツッコミポイントがあるけれど、それを押し切ってしまう役者陣の演技。特に、主演の宮沢りえはハンパねえ。みんな観た方がいい。

 

 

この映画、AmazonPrimeのサムネイルをみて思い出した。

観たいって思いながらも、結局観に行けなかったなあ、とか。

 

最近、体調が良くなくて、なぜか感傷的になりがちである。良くないクセ。

いろいろ思いだして、思ったことがある。

 

あの映画の公開、確か秋ごろだった。

インターンで知り合って、何度か遊びに行ってた、ゆなちゃんって子を好きになりそうだった秋。

 

就活とか、部活とか、バイトとか、とにかく(体より)心が忙しいなかで、なぜかとても惹かれていた。

 

なぜか、とは書いたけれど、今ではなんとなくわかる気がする。

 

当時は、ぼくも、その子も大学三年で、だけどその子は二つ上。

 

クレープ屋さんでバイトしていて、がんばって通ったりしていた。笑

会うたびに髪色が変わっていて、あ、違う種類の人だ、とか思いながら、他のお客がきてもしゃべったりしてた。

 

自分と全然ちがう出自で、違うことをして生きてきたのに、感性が似ていて、それでも自分より3歩くらい先を行っていて、、、みたいな。

そのちがいにすごく憧れていたんだと思う。

 

もう一つ。

 

誰が好き、とかこういうことはなかなか人に話したくない性格だったけど、なぜか相談、というか、めっちゃ好きな人いるんだよねーって話せたことがあった。

知り合って半年くらいの、なかなかつかみどころのなかった、知り合い、というか友達?、という微妙なラインのりさちゃん。

共通の友達を介して飲みに行ったのに、その友達はよくわからん理由で先に帰ってしまったあの夜。

 

なぜか、お互いの秘密めいたことを話し合って、いいカンジで、分かりあえた気がした夜だった。

 

 

 

いまは、大学も卒業して、二人とも遠い場所にいる。

決定的な何かがあったわけでないのに、なんだかもう会えないんだなあ、とか思う。

 

 

世の大人たちはこういうこととどうやって向き合っているんだろう。